■社外品の「シートヒーター」ってどんなもの?
冬にクルマを運転する際、寒さ対策として有効なのが「シートヒーター」です。
シートヒーターの仕組みは意外に単純で、シートの内側にヒーターの役目を果たす電熱線が搭載されているだけ。
ただし、表皮が焦げないようにとか、低温やけどにならないようにといったことも配慮され、自動調節機能なども盛り込まれており、シートヒーター表面の温度はだいたい40度前後と言われています。
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かなり前から欧州車などにシートヒーターは装着されていたのですが、最近は国産メーカーでも採用するモデルが増えてきました。
とはいえ、まだまだ贅沢装備であるともいえ、車種によってはオプション設定だったり、一部の上級グレードにしか設定されていないこともあります。
そこで、非搭載車ユーザーの間で隠れた人気となっているのが、社外品のシートヒーターです。実際に使用している人に話を聞いてみました。
社外品のシートヒーターにはさまざまな商品がありますが、一般的なのは背もたれと座面に電熱線が入ったシートカバータイプのもの。クッション性も持たせているので、柔らかい乗り心地と暖かさをもたらしてくれます。
社外品を選ぶメリットのひとつとも言えるのが、後部座席用も販売されていることでしょう。
シートヒーターが装着されているモデルであっても、運転席・助手席だけの場合が多く、後席は寒いまま。そこで、社外品が活躍するというわけです。
トヨタ「シエンタ」に乗っているOさん(40代・女性)は、社外品のシートヒーターを利用しているといいます。
「一応、シエンタにはUVカットガラスとシートヒーターのパッケージオプションがあったので選びました。ただ、シートヒーターが付くのは運転席と助手席だけです。
我が家は犬を3匹飼っていて、家族全員で旅行に行くことも多く、後部座席の使用頻度が高いので、後部座席にもシートヒーターが必要でした」
後部座席はOさんの両親が乗ることが多く、社外品のシートヒーターを購入したそうです。
「買う前にいろいろチェックしてみたのですが、意外にお手頃価格(約1万円前後)で入手できてよかったです。後部座席用は座面だけのものを使っているのですが、それでもお尻から暖まることで後席もかなり快適だと両親からは好評です」(シエンタオーナー Oさん)
「使い方もかんたんで、電源は12Vのシガーソケットから取ります。
座面にヒートヒーターを敷くだけですし、強弱の切り替えスイッチもあるので状況に応じて使い分けできます。
エアコンは温風が出て車内が温まるまで少し時間がかかりますが、シートヒーターはスイッチを入れてすぐに暖かくなります。使用中も風が発生しないので、極端に乾燥しないのも良いです」(シエンタオーナー Oさん)
後付けできるシートヒーターの手軽さは魅力ですが、注意点もあります。
クッションなどを敷いたときと同じように、急ブレーキがかかったときなどでは身体が滑る原因にもなります。そのあたりはドライバーが気を付けて運転するべきでしょう。
また、いくら温度調整機能が付いているとはいえ、長時間の使用で低温やけどの危険性も指摘されています。目安として、6時間以内を目処に使用するのが良さそうです。
※ ※ ※
エアコンの設定を強くしなくても、シートヒーターを併用することで十分な暖かさを得られるのも魅力です。
あの心地良さを知ってしまうと、冬にシートヒーター非装着車に乗るのを躊躇するほど。それが、後付けシートヒーターであればどんな車種でも使えることから、あると非常に便利なアイテムだといえます。
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みんなのコメント
確かに眠くなるけどwww